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いつしか本当のことを言えなくなったのだろう
君に恋をした瞬間?
君に好きな人が出来たとき?
君が彼の話をする度に、
僕の心に小さなヒビが入るんだ
君が彼と話すだけで心に穴がが空くんだ
君が彼に微笑みかける度に、
君が彼のことで僕に相談するたびにね
でも、僕は君が好きだから、臆病だから突き放すことや
君に想いを伝えることさえ出来ない
だから毎日
「良かったね」
「頑張って」
「うまく出来るよ」
と本音とは真逆のことを言うんだ
本当は
「頑張らなくて良い」
「側にいて欲しい」
「彼じゃなくて僕にして」
って言いたい
僕は臆病だからそんなこと言えなくて
毎日作った微笑みで君の話を聞いているんだ
そうして僕の心は穴だらけになって
ボロボロになっていくんだ
心は物みたいに修復や買い換えることが出来ない
僕の心を直せるのは君だけなんだ
だから僕を見て
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