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リーと連れ立って歩きながら、ネジは鬱屈とした空気をあえて噴出しながらリーに尋ねる。
「…で?
休みの日だってのに、どこに行くんだ」
ネジからすれば、リーの突然の訪問はとんだ災難以外の何物でもない。
リーはと言えば、ネジがあえて醸し出している空気になどまるで気づかず、ニコニコとしている。
「決まってるじゃないですか!!
ガイ先生のお宅で鍋パーティです!!」
「…はぁ?」
「ガイ先生が特別にご馳走してくれるそうですよ!!
楽しみですね、ネジ!」
「……」
絶句。
この暑いのに、鍋?
それも、こんな暑苦しい奴らと一緒に。
しかもガイ先生の手作りときた。
…嫌な予感しかしない。
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