ジンジャエール

3/10
前へ
/41ページ
次へ
とは言え、来てしまった以上は仕方がない。 諦めて流れに身を任せよう。 自分の中で覚悟を決めた瞬間、後ろから聞き覚えのある声が聞こえる。 「すいません、遅くなりました」 振り返ると経理の香奈ちゃんともう1人知らない子が走ってきた。 「よかった、香奈ちゃんか」 知り合いでよかったとホッとする。 そんな僕を不思議そうな目で香奈ちゃんは見ていた。 「よし、揃ったところで行きますか」 大地が切り出す。
/41ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加