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とは言え、来てしまった以上は仕方がない。
諦めて流れに身を任せよう。
自分の中で覚悟を決めた瞬間、後ろから聞き覚えのある声が聞こえる。
「すいません、遅くなりました」
振り返ると経理の香奈ちゃんともう1人知らない子が走ってきた。
「よかった、香奈ちゃんか」
知り合いでよかったとホッとする。
そんな僕を不思議そうな目で香奈ちゃんは見ていた。
「よし、揃ったところで行きますか」
大地が切り出す。
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