1人が本棚に入れています
本棚に追加
「喧嘩が収まるまで 先生、 次の時間の授業予定を考えていました」
岡崎は 声の音量を、全く変えず 一つ一つの言葉を淡々と話した
これだから 陰口を言われるタイプと言われるんだ、 とボクはため息を軽く吐いた 。
「次の週で この学校作戦は終わりです
ここまで 耐え抜いて 本当にご苦労さまだった
今までの ことを忘れずに高校を卒業してくれ」
「はい 」
軽い 返事と共に こちらを 睨む 沢田。
西山は 顔の表情を変えず 睨み返す。
そんな 西山の肩を軽く叩き、
ボクは 教室に戻った 。
もう 今週で 終わりなのか……
ボクはふと 思った
ボクは卯月という 位を持っているが
あまり 凄いと言うことは無かった
何をすれば 位が上がるかと言うと、
普通は 体術の試験や実践訓練などだ
でも ボクは本番に弱いため
誰もいない 外部任務 の独りの時に実力を発揮するらしく その実績がたまたま 良かったのが続き昇進出来た、だけだった
そう 考えると ボクは本当は友達を必要としていないのかもしれない 。
いつも 一人だった、中学時代…。
孤独というモノに慣れてしまったのだろうか?
認めたくなかった、 自分が一人だと言う事を
でも 身体は 孤独を何処かで欲しがっていた
やるせないこの気持ちは何処にもぶつける事が出来ず 、誰にも相談も出来なかった 。
昔は 学校の先生はとても 信頼が厚かったらしく生徒から相談をよく受けていたらしいが、
今の時代、 教師は邪魔物でしか無い。
そもそも、最近の 高校生には 他人を敬う心なんて存在していないとボクは断言できる。
話が分かる 、先生も居るだろうが
ボクは信じないだろう 。
先生から見たら 生徒は マネキンだ。
話を聞いていようが、聞いていないようが
関係がない。
生徒から 見たらやっぱり 邪魔物だ
話を聞かなかったら 、馬鹿うるさく 注意をして来る 、 そして次の言葉は「私達は貴方の未来の為に言っているのよ 」だ。
いつまで 幼稚園児なのだろうか?
ボクたちは?
それに 必要以上に反応する
馬鹿が いるから 不良という 人種が産まれる
まるで 数学の方程式だ、
必ず 答えは 1つ 、 人間の性格も皆、同じだ 。
こんな 先が読める 人生
つまらない……
そう言い放つ 人は少なくはないだろう
最初のコメントを投稿しよう!