学校作戦 第2部

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「喧嘩が収まるまで 先生、 次の時間の授業予定を考えていました」 岡崎は 声の音量を、全く変えず 一つ一つの言葉を淡々と話した これだから 陰口を言われるタイプと言われるんだ、 とボクはため息を軽く吐いた 。 「次の週で この学校作戦は終わりです ここまで 耐え抜いて 本当にご苦労さまだった 今までの ことを忘れずに高校を卒業してくれ」 「はい 」 軽い 返事と共に こちらを 睨む 沢田。 西山は 顔の表情を変えず 睨み返す。 そんな 西山の肩を軽く叩き、 ボクは 教室に戻った 。 もう 今週で 終わりなのか…… ボクはふと 思った ボクは卯月という 位を持っているが あまり 凄いと言うことは無かった 何をすれば 位が上がるかと言うと、 普通は 体術の試験や実践訓練などだ でも ボクは本番に弱いため 誰もいない 外部任務 の独りの時に実力を発揮するらしく その実績がたまたま 良かったのが続き昇進出来た、だけだった そう 考えると ボクは本当は友達を必要としていないのかもしれない 。 いつも 一人だった、中学時代…。 孤独というモノに慣れてしまったのだろうか? 認めたくなかった、 自分が一人だと言う事を でも 身体は 孤独を何処かで欲しがっていた やるせないこの気持ちは何処にもぶつける事が出来ず 、誰にも相談も出来なかった 。 昔は 学校の先生はとても 信頼が厚かったらしく生徒から相談をよく受けていたらしいが、 今の時代、 教師は邪魔物でしか無い。 そもそも、最近の 高校生には 他人を敬う心なんて存在していないとボクは断言できる。 話が分かる 、先生も居るだろうが ボクは信じないだろう 。 先生から見たら 生徒は マネキンだ。 話を聞いていようが、聞いていないようが 関係がない。 生徒から 見たらやっぱり 邪魔物だ 話を聞かなかったら 、馬鹿うるさく 注意をして来る 、 そして次の言葉は「私達は貴方の未来の為に言っているのよ 」だ。 いつまで 幼稚園児なのだろうか? ボクたちは? それに 必要以上に反応する 馬鹿が いるから 不良という 人種が産まれる まるで 数学の方程式だ、 必ず 答えは 1つ 、 人間の性格も皆、同じだ 。 こんな 先が読める 人生 つまらない…… そう言い放つ 人は少なくはないだろう
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