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午後のくだらない 授業が、終わりボクは 掃除当番の場所へと向かった。
向かう途中 部活動のスマートフォンを取り出し
ネットを開いた。
『死にたい 』『めんどくさい 』
『疲れた』『眠い』
一番最初に出てきた 言葉がそれだった
ボクは うんざりする事さえもうんざりして
ネットを閉じた 。
そう言う奴らに限って幸せになる、
それをアホなお人好しが構い 、
自分の言葉に罪悪感を感じ、 自殺する。
まさに 他人を助けて、自分は地獄行きの切符にチェックインしてしまったわけだ 。
その 事件は年々増え続けている
つまり ボクは会ったことが無い
心優しい他人思いのお人好しのお姉さんや
お兄さんは 会えなくて当然らしい。
なんて 茶番だ。
なぜ 赤の他人を 慰めなければならない?
本人に直接言ってやらないと意味が無いのに
会って 知って 初めて言えることだ
そこに先ほどのアホなお人好しが 罪悪感を
無駄に感じてしまう 。
本当にアホだよ………。
ボクは 掃除場所に着いた 、
そこは トイレで 多くの人間が使う 場所だ。
一日でも ほっといたら すぐに臭いがキツくなってしまう 。
五人係りで掃除をするはずだったが 、
誰一人 やる人は居ない
ボクを除き、 四人は 『先生が来ない』と言って携帯ゲームを始めるか、ボクの悪口を聞こえるように話す、その二択だ。
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