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「あ…あぁ……」
「そ、そんな…嘘だ…」
「ったく……妻と息子に手を出すとは」
「そうよ、ちゃんと人は選ぶのよファヌエル」
ファヌエルと言われると人混みの中からボサボサの髪の毛の男性が出てきた
「いや、さーせん。受付嬢が書類をひっきりなしに渡してくるんで、ここ1ヶ月監視が出来なかったんすよ」
「だからもう1人雇えと言っただろう。お前は根が真面目なんだから…」
「根はですよ、根は」
「受付嬢ー、人がやってないみたいに言わないでよ。あ、そこの2人はギルドから除名。再びこの地へ来ることを禁ずる。上下関係を守ってない上に仕事をしないとは恥ずかしい。
で、本日はどのような御用件で?」
「と「登録よ」…言わせてくれよ…」
「あぁ御帰りになったんですか。で、息子さんと言ってましたが…何処に?」
「目の前にいるだろう。息子のユイだ」
「え、息子さんですよね?この子は女のフベラフン!」
「ふー…僕は男だよ…」
女と言った瞬間ユイが足をファヌエルと呼ばれた男の股をめがけて蹴り上げた
「ナイスですユイさん!
早く登録しましょうか、酷いおじさんはほっといて」
喜ぶ受付嬢
「おじさん…て。僕まだぴっちぴちの26歳と9ヶ月14日。」
そういってファヌエルは気を失った
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