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『悠ちゃん、案外教師似合ってたね』 悠『似合っててもなくてもどーでもいい。パチンコで一生暮らしていければ教師なんかしてねーし」 『ニート発言かよ』 悠「転入生がいきなり喧嘩おっ始めて学級崩壊の寸前になるしよ。こんな仕事すんじゃなかったわ」 奴の不適に笑う顔が脳裏に浮かび、怒りがこみ上げてきた。 『それはあの野郎がいけないんだよ!!あー!思い出すだけで腹立つ!あのクソガキ!!』 悠「なにがそんなにむかつくんだよ」 『すべて!!!』 ギャーギャー話していると大樹がご飯を運んできた。 大樹「どっどう…?」 無言で野菜炒めを食べる私たちに不安気に聞いてきた。 悠「普通にうまいけど、野郎が作った料理ってのがなぁ」 『まぁ、不味くないよ。おかわり!!』 茶碗を差し出すと大樹が照れ臭そうに笑った。
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