―第一章―

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 当時のわたしは凄くかなしかったです。ほんとはお話したいけど、でもなかなか言葉が出てこなかった自分とか、そんな自分から人が離れていくのが。  今はもう慣れちゃいました。どうせわかってることですから、悲しくなんかありません。  でも……、寂しいのは誤魔化せませんね。  まあ、それから、芋づる式? みたいな感じで高校二年生の今に至る訳です。タイムマシンがあったら人生やりなおしたいです。――こんなこと言ったらいろんな人に怒られそうですけど……。  タイムマシンで思い出しましたけれど、未来からやってきた、耳のないロボットが出てくる某漫画の主人公って幸せですよね。  だめな人生やり直してるようなものですから。あっ――でもあのロボットが甘やかしてダメにしている気もしますね。  どちらにしろ、タイムマシンはあこがれます。  こんなわたしですから、もちろん彼氏がいたことはありません。  ちなみにスリーサイズは……学校の測定以来なので今はわからないです。あのときは確かウエストは五十くらいだったかな、と思います。バストは言いたくありません。どうしても知りたいって人はセクハラで訴えますからね……。ヒップも内緒です……。  髪型は前髪ぱっつんのロングヘアーです。顔見られるの恥ずかしいですから……。
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