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ととととにかく、わたしはふわふわってしてて、もふもふって感じな恋がしたいのです。せいしゅんしたいのです。
と待っててもそりゃやってこないのは当たり前で……。明るくて可愛い子ならまだしも、こんな、暗くてキノコが生えてそうなじめじめ系女子にくるはずもないんですよねー……。とほほ。
てかキノコが生えてそうな女子……、なんだか卑猥です。――ってわ、わわたし何を考えてるんでしょう。あわわわ。
思わず顔が赤くなりました! たぶん! きっと! 自分じゃ顔見えませんけど! 赤く無かったとしても凄く恥ずかしいです。恥ずかしくて死んじゃいそうなかんじです!
……でもこれで死んだら、『死因は恥ずかしすぎて』みたいになっちゃうじゃないですか! わたしそんなのぜったい嫌です!
…………と、取り乱してしまいました。その上脱線しまくりです。
は、話を戻しましょう!
こんなわたしに――内気で奥手でとほほなわたしになんて、きっと彼氏なんか出来ないんだ。ずっと出来ないまま高二の冬も終わるんだろうなぁ。誕生日もきっと、クリスマスと一緒に祝われたりするんだろうな、悲しいなあ、とか考えてた時でした。考えながら帰り道を歩いてた時でした。
あの人と――倉橋彦斗さんと出会ったのは。
わたしの初恋が始まったのは。
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