はじまり

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[ごめん、空。別れよう] 放課後、私朝比奈空(あさひな そら)は、はじめて出来た彼氏に呆気なくにフラれました... [ふぇーん、何がいけなかったの!!! ...ただ大好きなだけだったのに] 私は一人、図書室で泣き崩れていた そんなとき "ガタッ" <!?> [うるさくて本も読めねえ] ため息いきを付きながら顔を覗かせた彼は <隣の席の 橘翔(たちばな しょう)!> [も、もしかして全部聞いて...] [嫌でも聞こえてくるっつうの] <$%#☆★◇※> 私は声にならない叫び声をあげた [だから、うるさいっての] 彼は耳を押さえながらそう言った 私が泣きながら頭を押さえていると [なぁ、そんなに悲しいの?] そう言いながら近づいてきた 顎を持ち上げられ、キスができるか出来ないかの距離で彼は呟いた [俺が慰めてやるよ] 私は聞き返すことが出来なかった なぜなら、彼に唇を塞がれていたから <!? な、何でなんで?何で私キスされてるの?> 私の頭はパニック寸前 それにきずいた彼は、唇を離して怪しく笑った [お前、今日から俺の女な!] ... <え?え?...えー? 何でそうなるのー?> 話したこともない、ただの隣の席の彼にファーストキスを奪われたかと思ったらまさかの展開 <私これからどうなるのー?>
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