セガールプロジェクト~終焉と序章~ って何それ甘じょっぱいの?

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「濡れすぎ&動揺しすぎだプリン体どもが。 そもそもペナン島なんぞこの新世界には存在せんだろが。 バリアの解除イコール旧規制は無効化されたのだから自動的に戻ってきただけの話しだ。ウンエー自体が消滅したのだから当然の結果だがな。 腐腐腐腐…ザマーないなウンエー。オレを敵に回したのがそもそもの間違いということだ。 さて諸君、新しい物語を始めるとしよう。 手始めに強非を超えるアレから…だな。腐腐腐腐」 「アレってことは例のアレだねリュウジくん? 僕としては個人的に乙パイに関する乙パイのタメのナニのシーンも盛ってほしいんだけどね。ゲッヘベロウ☆」 「イヤ俺的には、そない乙パイなんぞのナニより、どじッ子娘が血を吸われてしびれる系のアレを盛ってほしいんやけど。トーゼン魔法抜きのヤツやね。」 「ワタクシはナニをさておいても、リュウジさんとの甘く恍惚に濡れそぼるソレを最優先のストーリーでお願いしたいんですが」 「異議あり!先生たちばかりズルイですよ! ボクとあぷりの超絶悶絶遊戯が最優先ストーリーですから鵺!」 「イッカクにテケテケ!要は同意見です! 私とリュウジ様の、かなる蕎麦店での出逢いからのアレソレの方が断然最優先ですとも!」 「ちょっ!おのれら待たんかーーいっ!!」 闇夜を切り裂く大絶叫に、場にいた全勝手キャラが絶句した。 ワナワナと震える肩先と谷間全開の乙パイもモノともせずに、アタシはギロリと上目遣いに一同を睨み付けた。 「だいたいみんな勝手すぎるよ! この物語の主人公のアタシを差し置いてさ! てゆーか、おにいちゃん!! アタシとひなたくんのラブストーリーはどーなっちゃうワケ?!」 涙目のアタシの訴えに、静かに本を閉じた兄は神妙な面持ちで重い口を開いた。 「ひなた…か…ヤツはもう…」 「な…なに?!まさかひなたくんにナニかあったの?!」 「いや、ソイツ誰だっけ?」 …………… 「ざけんなゴラァッッ!!」 「わーっ!冗談だバカモノッ コラッオレの大事なマグナムにステッキを刺すなっ感じちゃ…うひゃあおぅっ!」 新世界の海辺に奇声と笑い声が木霊する。 それはアタシたちの 愛と波乱と欲望に満ち満ちた 新しいストーリーの幕開けを告げていた。と思いたい。 「つーか、ウンエー消滅したんならストーリーに拘る必要ねーじゃん。 ま、面倒くせーから言わないでおくか。ウニュニュ。」 ~Fin~
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