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繰り出された薙刀の切っ先をガーネットは頭上で交差させた日本刀の刀身で受け止める。
ガーネットは素早く捌くと一気に桜の間合いに入り込んでいく。
「やるわね!!、ズップリ心臓を狙ってちょうだい」
「言われなくても、やらせていただきますわ」
舞台上のアトラクション展開を見守りながら、ルビーは突入の機会をうかがっていた。彼女の背後には既にコンバットロイド達が観客に変装した姿で待機している。
戦いには、流れと機会そして間合いがある。圧勝寸前のヤツがちょっとした機会の展開で流れが変わり大敗したりするのがそれだ。
今のルビーは、まさしく、そのタイミングで兵力投入し、一気にカタを付けるつもりなのだ。
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