ー許さざれるモノー

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いきなりの展開に呆気に取られる茜、葵、そして貴梨子。桜はアーマード・マッスル・スーツの拘束限定解除を3人に促した。 アーマド・マッスル・スーツの"拘束限定解除"とは、スーツの能力を百パーセント発揮解放させる細胞編成システムの総称だ。 このスーツは基本的に生き物だ、餌となるのは汚い話しだが、彼女達の汗や体液などの有機質だ、素っ裸でスーツを着るのもスーツに栄養分を与える為だからだ。 「みどりちゃんも、解除してちょうだいね!」 桜は何とも言えないイヤラシい表情でみどりにも限定解除を促してくる。 みどりの肉体は早くも反応し始めて股間を体液で熱く濡らしていた。 『戦いの最中に劣情を催すなんて……、私、最低だわ』 そんな、みどりの背後から桜は淫湯な笑みを浮かべて囁く。 「無理しないで、自分に正直なのが一番よ」 「バカ野郎ーっ!!、何2人でイチャイチャしてやがる!!」 葵はコンバットロイドを廻し蹴りで薙ぎ倒しながら怒声を上げて、みどりと桜を叱責する。 アーマード・マッスル・スーツのフルパワー状態での破壊力は圧倒的だ、葵の場合だとひと蹴りでコンバットロイドの胴体を切断する威力があった。
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