始まり

6/13
前へ
/13ページ
次へ
俺は驚いた。ずっと、もの凄い怪物が出てくると思っていたからだ。 “どこからどうみても普通の人だよなぁ” ……こっちは何も言えない。向こうもただこっちを眺めているだけ。 しばらく沈黙が続いた。 最初に話しだしたのは黒いドアから出てきた、目つきの悪い人だった。 「あんたか?チヒミ・ナカマシ・アラヤってやつは。」 ………………ん? 「人違いです!」
/13ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加