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キィー…ッ
座ったまま、僕はくるんと革張りの椅子を回転させる
『…だけど、南くんの反応が楽しみのような怖いような… 』
そう口にするけど、自然と口角が上がるのが自分でもわかる。たぶん今の僕は‥
「また思ってもいないことを…。ウィリアムズ様、お口がニヤけていますよ」
だろうね。そう言うセシールも楽しげに笑ってるけどね。
『……それで、君たち二人にもちょくちょく様子を見に行ってほしいんだよねー 南くん、望月くん、上条くん… 三人の様子をね』
僕がそう命令すると、
二人は会釈してこう口にするんだ
「「仰せのままに‥」」
ほらね♪
…さてさて、生徒会役員が三人抜けている穴埋めをしなきゃねー。とりあえず、代理の執行部を僕の部下にやらせとこうかな…。
しばらく望月くんに会えないのは辛いけど、さすがに理事長室に閉じ込めることなんて出来やしないし、僕も学園の他にも仕事あるし学園で望月くんに付きっきりにはなれない…
そう考えると、
やっぱり望月くんを南くんの転校先に入れたのは正解だったね。
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