西暦2015の君

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西暦2015の君

明るい地球の影が        天空を覆って 円い地球の影が       響いて裂けた 裂けた地球の向こうから 西暦2015の君が 2年前の僕を じっと視ていた (彼女が視ていたのは         僕だった…?) 未来の君の記憶の中に 今の僕は棲んでるだろうか? 響いた地球の影に乗り 2年前の僕が 西暦2015年の君から そっと視線を逸らす (視線を逸らしたのは         君だった…?) 歪んだ地球の影が        天空を彷徨って 其の無辺の影が       掠れて消えた 影が響いて時を刻む 僕の居場所はもう無い…?
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