魔王様はお暇

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「なぁセバスチャン」 「いかがなされましたかな?魔王様。」 「今日もこの城は平和だな。」 「そうでございますな。」 「…俺は魔王に就任してから500年の月日がたつ。この500年間ずっとこの調子だ。」 「ええ、冒険者達は第3魔人が次々殺してるみたいですからね。ここ1000年以上はこの城の敷地すら、冒険者が訪れることはありませんね。」 「セバスチャン。俺が何を言いたいか分かるか?もうぶっちゃけてしまうと、暇で暇でたまらないんだが…」 「ふむ、ですが魔王様にはここでラスボスとしてドッシリ構えて頂かなくてはなりません。お気持ちはお察ししますが…」
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