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ーーーー コロン....コロン.... ーーん?なんだ? ハッと目を開ける。 しまった。どうやら、知らず知らずのうちに寝てしまっていたらしい。日陰にいるだけでこうも簡単に眠りに誘われるとは、やっぱ俺疲れているのかもしれない。 コロン....コロン.... ーーなんだこの音? 「あっ!猫!それで遊ぶなっ!」 ちょうど干し心臓を置いた場所にはが猫いた。スッと後ろ足で座り、前足を使って心臓をコロコロしていた。 猫はフリーズして顔だけ振り返った。 なんだ?どうしてこの猫、メガネをかけているんだろう? 『うわぁ~!ごめんなさいですぅ~』 「なっ!あーー!!しゃべった!!」 『ひぃ~!!』 叫び声にさらに驚いたらしく、メガネ猫は縁側を転がるように落ちる。いくらなんでも驚き過ぎ。
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