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「俺が生き霊を呼ぶ?そんな霊能者じゃないのに、どうしてそんなことができる?笑っちゃうよ」
『それが、できるんですぅ~』
タマ子は縁側から、ピョンと飛ぶと綺麗に地面へ着地してみせた。
ドヤ顔はいらない。
すると、自分の爪を一本立て、砂へ絵や記号を書き始めた。
『いいですか?すべての霊体は、人や物に取り憑くわけじゃないんです。生きている人間が、霊体や生きている人の魂を呼ぶことだってできるんですぅ~』
地面に綺麗な絵や記号が出来上がっていく。
『佐伯さんみたいに、無数の霊体を呼ぶのはなかなか珍しい事です。呼ぶにはそれなりに、霊体に思い入れがないとできません。つまり、今背後にいる霊体は生き霊であるから、その本体への思い入れがヒロカズさんの心にはあるんですぅ~』
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