◇猫の守護◇

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「俺たちは、やり直すんじゃない！もう一度、出会うんだ！ゆきこの12年間を背負える男になってるかわからないけど、だけど、俺には、どんな男よりも、背負える覚悟がある。教えてくれゆきこ、この12年間なにがあったのか、隣で俺がずっと聞いてるから！」

彼女は顔を上げた。
涙と鼻水でグシャグシャだったが、その泣方はまさしく、ゆきこそのものだった。

「わたし、私達の赤ちゃんが。。」

「違う！お前のせいじゃない！違うんだ」

俺はすぐにゆきこの手を取った。
絶対に離すもんか、もう二度と。