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『だから、だから、生きてくれよたいき!!!』 三田神社の敷地にイチの叫び声がやたら響いて木霊した。 どういうワケか、その言葉には力があるように思った。 だから、涙も自然とこみ上げてくる。 僕とイチ、一人と一匹は恥ずかしさを通り越して泣いた。 『ごめんよ、たいき!俺が気をつけてなかったからんなんだ。俺、ティーアイ達からも三田神社から出るなって言われていたのに....』
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