3 ようこそ、地獄の裁判へ

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『それでは弁護人、反論を』 ハンニャ天狗がティーアイ達の方を見る。 ーーそう言えば、弁護する者はいるのだろうか? ティーアイも三輪さんも弁護士ではないだろう。 だとしたら、あのメガネの女の子か、ヨボヨボのじいさんか。 いや、どっちでもいい。早く弁護を。 だが、ティーアイ達はお互いの顔を見つめ合うだけで、いっこうに弁護へ移行しない。 三輪さんに至っては汗ダクだ。 次第に会場からザワザワとした嫌な雰囲気が流れ始める。 ーーまさか、ティーアイ側に弁護する者がいないのか? そう思い、ティーアイの目をチラリと見る。
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