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さらに、妖怪裁判員達もお互いの顔を見合わせ、不思議に頭を捻った。
『静寂にっ!!』
シンとなる。
『原告、秋川たいき。何故、裁判の無効を主張するか述べよ』
それを聞いた一つ目のおじさんは待っていましたと言わんばかりに口を開く。
「裁判長!もう、裁判は始まっているのだ!今更無効とはできません」
見ていた陰陽師は割って入る。
「おや?基本、訴えるのは原告側であるからして、その原告が無効を主張すれば無効になるぞ」
そのまま僕を見ると古臭くウインクをくれた。
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