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ーーーー 俺は、いた。 濃厚な霧の掛かった、森のような場所。 薄紫色の情景が不気味だ。辺りをいくつもの発光体がフワフワと浮かび、雪の静止画を見ている感情がある。 これではまるでおとぎ話に出てくる魔女の森だ。 グルンと見渡したとこで操られるようにその森を歩き始めた。 一体ここはどこなのだろう。 さっき布団に入ったとこまでは覚えているんだが、そこからどうして森なのかわからない。
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