Ｔａｌｅｓ Ｏｆ Ｖｏｌｕｎｔａｓ

～畏敬の緋紅～

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　この世界に名前が付くよりも遥か久遠。

　世界を制した一人の王が存在した。

　その王の名は

　　　賢王ペフォステル

　五人の賢者を従え、世界を清らかに治める王の元にある危機が訪れる。

　二つの荒ぶる厄災が世界を覆い尽くし、世界は滅亡の道を立たされる。

　王は五人の賢者と共に厄災に立ち向かった。

　激しい戦いの末、二つの厄災は砕け、人の魂として輪廻を果たす。しかし五人の賢者と王も力尽き果て、魂となる。

　砕け散った五人の賢者と二つの厄災はこの世界に留まり、人の姿になるも対して王の魂は浮かばれず、大きな厄災となりかけた。

　人々は畏れ敬い、王の名を忘れぬよう世界の名をペフォステルと定める。

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　王の元に五人の賢者と二つの厄災の魂が供えられし時、大いなる力が授けられるだろう。

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