一枚の紙

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----ある日の事 光はいつも走って俺のところにくる バタバタ足音をたてて。 光『 パパ。これなんて書けばいいの?』 光が一枚の紙を俺に渡した。 その紙には『 名前の由来 』と 書かれていた。 それを見た俺は もうそんな時期がきたのかと 一息ついて椅子に座る。 紅『 光、ここに座って。』 光は椅子に腰をかけ 俺が喋るのを待っていた。 もうこんな日がきたのか 結衣がこの世を去って4年が過ぎ… もう光が小学1年生なんて速いもんだな…。 紅『 光の名前の由来は…。』 振り返る事、結衣が死ぬ前の話 2人で子供の名前を考えていた時があった。 俺はいろんな名前を考えたが 全て結衣に却下された。 そして結衣はあの時こう言ったんだ。 紅『 光の名前をつけたのは、ママだ。』 光『 …ママ?』
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