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光『 光もワンピースほしいな…。』 紅『 今度、買ってあげるよ。』 光『 本当!?やったー!』 光のそんな姿が結衣と重なって見えて 思わず微笑んでいた。 そんな時間を過ごしているうちに 俺はふとある事を思い出した。 結衣がいなくなったあの日から 見ないように、思い出さないようにしていた物…。 紅『 あっそうだ、光。 ママの着ていたワンピースがあるけどいるか?』 光『 えっ!いいの?』 紅『 そのほうがママも喜ぶと思うよ。 光がもー少し大きくなってから 着てみるか?少し待ってろ。』 光『 うん!そーする!』 そう言って俺は結衣の服がある クローゼットまで行き クローゼットを開けた。 えーっと。結衣の服は…。 あっ。合った合った。 …ん? …手紙?それも2通ある。 裏を見てみると結衣と書かれていた。 結衣のやつこんなもの隠してたのか…。 あっ。光のところに行かないと。 服を持って行くと 光はとても嬉しそうだった。 そんな姿を見て俺まで嬉しくなった。 悲しくなってしまったあの思い出が 光のおかげて楽しい思い出に変わったよ。 ありがとう…
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