8人が本棚に入れています
本棚に追加
「…え…ホストクラブの料理を作る?」
「…そういうバイトなんだけど…聞いてない?…」
聞いてない
でも普通のバイトだとも言われてない
「……あの、大体どうゆうバイトになるんですか?」
「まぁ、主に俺達の賄いと客に出す料理と皿洗いくらいかな…酒はノータッチでいいから」
…まぁそれくらいなら…
「つか、あんた何歳なの?」
ぎくっ…
やっぱり聞かれるのか…
そこ…
「―…17歳」
「はぁ!?」
声をあげたのはさっきのホスト
「…17歳…ってダメなんじゃね?」
「…まぁ…バレなきゃ…」
「…お願いします!雇ってください!!」
あたしは大きく頭を下げた
きっと、このチャンスを逃せばもうあたしは進学できない。
そしたら…あたしはきっと…
「…じゃあお試しってことで…一週間お願いできる?」
「…はいっ!」
「ちょ、哲也さん!まじで雇うんすか!?」
「仕方ねーだろ。事実、料理作れるやついねーんだし」
「そりゃそうだけど!」
何かとしぶる奴はあたしを睨んだ
「迷惑かけんなよ」
「………はい」
って、何であんたにそんなこと言われなきゃなのー!?
最初のコメントを投稿しよう!