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「……ここって」
綺麗な入り口には…
ホストクラブ―…rain―…
ホスト…クラブ?
って…確かに恭介さん、ホストぽっい格好だったじゃん!気づけ!あたし!
バカ!
「―…あれ、まだ開店じゃないですけど」
「…え」
う…わ…
振り向くとそこにはこの世の人間とは思えない王子みたいな人が立っていた
こうゆうひとのこと王子様って言うんだろ
「なに、俺に惚れた?てかあんた若いのにはまっちゃったの?」
「……はっ?」
「…まぁ、無理ないね。あんた可愛いし特別だからな…?」
「…え」
なんか近く…
え…
「ぎゃー!」
あたしはその人を強く押し退けた
「いった…」
「な、何をするんですか!?」
「はぁ?何あんた」
「あたし、そういうつもりないんで!」
「……何この女」
そう言ってため息をつく
いやいや、つきたいのはこっちですから。
「何してんの?司ーってあ…まどかちゃん?」
店から顔を覗かせた人もこれまた美形な人だ
「哲也さん!なんすか!この女!」
「バカ、まさかお前この子に手出したりしてないだろうな?」
「誰がするか!」
「はぁ!?俺に惚れたとかほざいてたくせに!」
「あんなのホストジョークだろ!?」
「…うん、店の前で喧嘩しないでくれる?」
「「すみません」」
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