カッペ SUMMER 2013

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「カ…カッペちゃん大丈夫か?」 「だ……大丈夫だジョ………」 か細い声で呟くと、カッペちゃんがムクりと起き上がった。 (エッ!?) 先程、ナルト模様に目を回していたカッペちゃんの瞳が、ゴルゴのような四角い劇画タッチの瞳に変貌していた。 「おい!ケン!! もっと飲ませろ!」 口調も声色もオッサン風に変わっている。 (………酔ったのか?) 俺は冷蔵庫からビールを取り出すと、カッペちゃんに手渡し、二人で酒盛りが始まった。
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