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「カ…カッペちゃん大丈夫か?」
「だ……大丈夫だジョ………」
か細い声で呟くと、カッペちゃんがムクりと起き上がった。
(エッ!?)
先程、ナルト模様に目を回していたカッペちゃんの瞳が、ゴルゴのような四角い劇画タッチの瞳に変貌していた。
「おい!ケン!! もっと飲ませろ!」
口調も声色もオッサン風に変わっている。
(………酔ったのか?)
俺は冷蔵庫からビールを取り出すと、カッペちゃんに手渡し、二人で酒盛りが始まった。
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