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カッペちゃんは予想以上の酒豪だった。
家中のアルコールを飲み干し
「河童と言えば黄色い桜!
カッパっぱカッパっぱ……」
カッペちゃんのリクエストでコンビニに走らされる俺………
缶ビールを五本、バーボンを二本空け、潰れかけた俺の頬を、ピタピタとカッペちゃんの湿った手のひらが叩いた。
「起きろ! 大事な話しがあるんだ」
「…なんだい?…俺はもう飲めねえぞ」
「大事な話しって言っただろ!」
言いながら、カッペちゃんが小さな握りこぶしで俺を殴り付けた。
「いきなり何するんだよ!」
痛くは無かったが、不機嫌に答える俺の頭に、カッペちゃんのフライングローリングソバットが炸裂した。
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