カッペ SUMMER 2013

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カッペちゃんは予想以上の酒豪だった。 家中のアルコールを飲み干し 「河童と言えば黄色い桜!  カッパっぱカッパっぱ……」 カッペちゃんのリクエストでコンビニに走らされる俺……… 缶ビールを五本、バーボンを二本空け、潰れかけた俺の頬を、ピタピタとカッペちゃんの湿った手のひらが叩いた。 「起きろ! 大事な話しがあるんだ」 「…なんだい?…俺はもう飲めねえぞ」 「大事な話しって言っただろ!」 言いながら、カッペちゃんが小さな握りこぶしで俺を殴り付けた。 「いきなり何するんだよ!」 痛くは無かったが、不機嫌に答える俺の頭に、カッペちゃんのフライングローリングソバットが炸裂した。
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