71人が本棚に入れています
本棚に追加
……結局、俺とカッペちゃんは朝方まで酒を酌み交わし、夕方になって俺はカッペちゃんに起こされた。
「ケンちゃんケンちゃん、起きるなり!一緒に花火大会に行きたいジョー!」
二日酔いで頭がガンガンした。
ぼおっとしてる俺に、カッペちゃんが首から下げている小さな水筒を差し出した。
「何だか嫌な予感がするジョー
この水筒にお酒を入れて欲しいジョ」
「嫌な予感って?」
俺の質問に、カッペちゃんは「キャハ」と一声笑っただけで答える事は無かった。
俺はカッペちゃんに言われるがままに、カッペちゃんの水筒に日本酒を入れると、カッペちゃんを抱えて花火大会に向かった。
最初のコメントを投稿しよう!