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「……僕は健太。
お兄ちゃんのお家はどこ？
お兄ちゃんはこの辺に住んでるの？」
「オイラの家は、あの川だジョ。
だってオイラ、河童だもん」
「ふーんー……
…お兄ちゃん、河童なのか……」
「怖いか？」
「全然、怖くないよ」
「キャハ」
少年が嬉しそうに笑った。
「お兄ちゃん、お友達いる？あの川には他にも河童さんが住んでるの？」
「河童はオイラだけだジョ………」
寂しそうに少年が呟いた。
「お兄ちゃん！
僕とお友達になってくれる？
……僕、お友達いないんだぁ……」
「きたーーぁ キャハ
どんだけー うれしいーーキャハ」
その瞬間から、俺とカッペちゃんは友達になった。
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