8/10
1人が本棚に入れています
本棚に追加
/37ページ
「別に俺はいいけどね(笑)」 「あら♪嬉しい! さて、ピースを連れて帰りますか 」 梅雨が笑顔で言えば、すぐ隣にピ ースを抱えたフェルトが膝をつい て側にいた。 「じゃあね、お兄さん またいつか因果の交差路で会おう ね」 手を振り、一歩、梅雨が踏み出せ ば、闇が梅雨とフェルト、そして 、ピースを覆い隠してしまった。 そんな闇の中で梅雨は小さく笑っ て言葉を漏らした。 「麒麟と契約した都市伝説か。 面白いね…本当に」 道亡き道を梅雨は歩きながら、クシ ャリと梅雨は笑った。
/37ページ

最初のコメントを投稿しよう!