新たな

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「ピース…が」 「悪い。間に合わなかった」 意識は戻ったが、大怪我を負った ピース。その事態を聞いたキルリ は梅雨に首を振った。 「梅雨がいなかったらもっと酷い 事になっていたかも知れません… 感謝します…」 キルリが会釈すれば、梅雨は顎に 手をあて、考え始めた。 「ただ不明だ。なんでピースが襲 われたんだ?」 「わかりません…」 梅雨の疑問にキルリは首を振った 。随分、困惑した顔をするキルリ に梅雨は再び考えると、フェルト を呼び、キルリの側に居るように 言うと、その場を後にし、ある場 所へ向かった。 そこは…細い路地裏。 そこに梅雨は入ると、声をかけた 。 「いるんだろ?モーゼ」 「なんで梅雨がボクのテリトリー にいるのかな?」 「お前は猫? まぁ…いいや、聞きたい事がある 。泥棒さん」
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