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｢誰かソイツを気持ちいいくらい
ぼこぼこにやってくれるヤツが…
いないかなー｣
｢恐ろしいこと言うな。
けど、1人心当たりある｣
クリームが小さな声で呟けば、ﾐﾖ
ﾊﾙが、その顔を覗きこんだ。
｢ダレ？｣
｢來紋 颯人…キルリの旦那だよ。
アイツ…本気出さないだけで、め
ちゃくちゃ強い気がする｣
クリームが真顔で言えばﾐﾖﾊﾙは興
味津々と言った顔をした。
実際、興味津々なのだろう。
クリームに向ける目が怖いくらい
輝いていた。
それをクリームは見ないﾌﾘをした
のだった。
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