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「ぎょえーー!?ハヤトンさんが捕
まってる!!」
「変な名前で呼ぶな!!」
「うっ、うひーー!!;
今、助けるですだ!!」
颯人先生が中庭のど真ん中で結界
に捕らえられてるのを見つけた菫
が、奇声をあげながら、体をひね
り、一気に蹴れば、結界にヒビが
入り、意図も簡単に砕け散り、出
れた颯人先生は舌打ちした後、愚
痴った。
「チッ…いきなり結界なんて聞いて
ないよ」
「スミマセンだー…ってアレ?」
「ん、どうした?」
「ハヤトンさん、キルリンの気配
が学園からログアウトしたさー」
菫が唐傘よろしく舌を出して言え
ば、颯人先生は、一瞬にして表情
を険しいものに変えた。
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