第二訓 『風が強い日は大抵向かい風』

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『戦った・・・後!?』 そう、ダムは所々に切り傷や焦げ跡、そして何かの血の跡があった。 『まさか!?』 彼女の脳裏に嫌な予感がよぎり急いでそのダムに降りジュエルシードを探し始めるが意外と簡単に見つかった。 しかし 『何でこんなところに?・・・罠?』 それはあまりにも不自然な場所に置いてあった。まるで見つけて下さいと言わんばかりのところにある台の上に紙と一緒に置いてあったのだ。 彼女は慎重に罠を警戒しながらまずは書き置きの方に手を伸ばす・・・がそれはすんなりと手に取れた。 フェイトはかなり拍子抜けしながらも書き置きの紙を開くと 『ご馳走さま』 とだけ書いてあった。 さらに謎が深まるばかりだがフェイトはとりあえずジュエルシードを手にいれただけ由とした。 《アルフ、見つけたよ。封印もした》 《本当かい!今回は意外と簡単だったね》 《うん、この調子で集めよう》 念話で手分けしていたアルフに報告し、早々とその場を立ち去るフェイト。 (でも一体誰が戦ってたんだろう?何の為に・・・) 戦いの跡と封印こそされていなかったが沈静化していたジュエルシードについて考えに更けるがすぐに考えるのを止めた。 (誰でもいい、私の、私のお母さんの邪魔をする人なら倒せばいいだけ) そして彼女は改めて決意し、飛び去っていった。 その真下からそんな彼女の様子を見ていた人物に気づかずに
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