第一訓『主人公が少し優しくするとコロッといくのはギャルゲだけ』

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そんなこんなで只今教室の前に着いた雀であるが妙に緊張していた。 元々彼は20歳位だったのだ。つまり大人であったので今更小学生となると些か微妙な感じであると同時に他の小学生に合わせて行けるのかと思っていた。 (そういえば何気にこの学校私立なんだっけ・・・制服もちゃんとあるし・・・なんだかんだで新鮮だなぁ・・・) と思いつつ教室のドアを開け入ろうとした瞬間 『っ!?』 咄嗟に悪い予感を感じた雀は急いでドアから一歩引くと ドガァァン!! と何かがさっきまで雀がいた場所を突っ切ってロッカーに激突する。 『・・・』 雀は呆気に取られながらそこを見つめていると 『フハハハハハ!!』 と急に大きな笑い声が聞こえ、金髪の少年が埃の中から出てきた。 『会いたかった・・・会いたかったぞ雀!!』 いきなりそう叫んだ少年はそのまま雀に向かって突撃してくるがその前に雀はめっちゃビビっていたのでかなり距離をとっていたのでサッと横に避けようとするが 『抱きしめたいな雀!!』 と少年はあろうことかかなりの勢いで突撃してきたのにも関わらずターンしてきたのだ 『ひィッ!?』 『ぐおぉぉぉぉ!?』 雀は少年の気迫に完全に押されつつも咄嗟の反応で蹴り上げてしまった 見事に蹴り上げられた少年は踞りながらも 『さ、流石雀だ・・・我が「グラハムスペシャル」を躱すとは・・・』 と微笑と苦悶の表情を浮かべながら上目遣いで雀を見る。
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