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「だ、誰かわからへんかった。」
「あっ?俺様のことわからなかっだと!?」
「だってスーツちゃうやん」
そう、スーツ姿かぼっさぼさの初対面のすがたした私は知らない。
「あぁ、今日は作業着だったからか?ははっ!俺変質者みたいだったのか?」
「スミマセン」
「お前も充分変な女だったけどな?道の真ん中で泣いてたし。あ、そういえば泣き止んだな?」
あっ
そういえば…
「どーせ、俺を変質者と勘違いして涙が引っ込んだんだろ」
「うっ…」
その通りですとも。
「まぁ、いっか。あんなところで泣いてるほうがまわりに迷惑ってもんだ」
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