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明日の課題をしてしまおうかと思ったけど、山上さんが言っていたように電話をしたくなって、親友のいっちゃんに電話をかけた。
『ひなー!いつになったら電話してくるんか待ちくたびれてたんやで』
「えっ…ごめん。いっちゃんも忙しいやろうと思ったら電話できひんかった」
『あーほー!早速都会に染まってもたんやないかと、思ったわ~』
あははっと明るいいっちゃんの笑い声は、私の中の寂しさをすぅ~っと消していってくれて
「いっちゃーん!ちょい、聞いたって!」
私はたまっていた愚痴と、センパイへの不満を全て凄い勢い
で話しまくった。
『は、ははっ…久々にひな、マシンガンみたいに喋ったなぁ』
一通り話終わったときには私は軽く息切れ。
いっちゃんは私の話を遮ることなく全部聞いてくれて、
『こんな短い間に色々あったんやなぁ。ひなにしたら頑張ったんじゃない?』
って言ってくれたから嬉しくてじんわり涙が滲んだ
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