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「いってぇ…」
向こうは走ってきたのだろう
俺は衝撃に耐えきれずその場でしりもちをついた
ん?何か体が重いぞ?
「すいません!大丈夫ですか?」
あ、わかった
こいつ俺の上に乗ってるな
「だい…ん?この声どこかで…」
「…あ!華月!」
「てめぇ、暁じゃなぇか!」
「うわ、最悪ー何でよりによって華月なんだよ…あぁ、どうせぶつかるならいっちゃんがよかったな…」
カシャ
「黙れ痴漢男、大体な廊下なのに走ってるお前が悪いしぶつかってきたのもお前だろ!」
「はあ!?前見てなかったそっちだって悪いだろ!」
「ふざけ…てか、いい加減重いんだよ、早く俺から離れろ痴漢男」
「言われなくたって離れてやるよ!誰が好きこのんでお前なんかにくっつくかっ!」
「それはこっちの台詞だっ」
「「…ふんっ」」
暁と離れ廊下に向かいながらイラつく俺
あぁ、くそ腹立つ!
何で俺じゃんけん負けたんだよ!
にしても…
「……。」
俺まだ動揺してる…
その場に立ち止まる
さっきまであいつ俺の上に乗ってたんだよな…
うわー気持ちわるー
また動揺してるよ…
…この動揺、早くおさまってくんないかなー
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