本編

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「いっちゃぁぁぁぁぁぁぁん!」 「わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!」 不意に何者かに後ろから抱き着かれ悲鳴をあげる壱夜 「む…いっちゃん!そこは、きゃぁーって言わないとだめだよ!可愛くないじゃないかっ」 「可愛い言うな!僕は男なんだから!別にいいんだ!」 「いやーもう可愛いないっちゃん、照れなくていいんだよ?」 あぁ…今日も可愛い僕のいっちゃん… そしてこれは僕(奏多)といっちゃん(壱夜)の兄弟ラブコ「んなわけあるかっ」 「お兄ちゃん勝手に話を作りかえないで!」 いたい…いたいぞいっちゃん…僕は心に深い傷をおった… 華月もそんな真っ向から否定しないでくれよ…またお菓子食べてるし…これからお昼なのに袋開けて大丈夫? そんなことはさておき… 「お兄ちゃんいい加減離してよ!」 誰が離すもんかっ!こんな可愛いいっちゃんをっ 「絶対離さない!」 「…奏多、離さないとお昼食べれないぞ」 「う…わ、わかったよ…」 華月にそう言われ渋々いっちゃんを手離す 「いぃぃぃちゃぁぁぁぁぁぁ!」 お、きたきた 「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!」 あぁ…またいっちゃん…そんな汚い悲鳴をあげて…可愛い声が台無しじゃないか…もっとこう可愛くね… 「奏多…色々ひたってるとこ悪いが壱夜が泣きそうだぞ」 「なんだって!?」 悲鳴をあげたいっちゃんには、隣のクラスからきた静哉と綾斗が満面の笑みを浮かべてくっついている 「2人とも!」 「「「!?」」」 「お兄ちゃんその手に持ってるものは…」 今にも泣き出しそうな目で僕を見るいっちゃん もちろん僕は答える 「携帯!」 「2人ともそのままいっちゃんを抑えて!写メらないと!」 「わかった!」
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