3-始まりの合宿

6/15
前へ
/40ページ
次へ
「なんっなの!!!ゆっくりしてんのに邪魔して!!!」 「いや、皆が翡翠の事待ってるけど?行かないの?見学」 「いくわけないじゃん!!! 部屋にいる!!!」 そう言い切って無理矢理ドアを閉めようとすると、「あ、ちょっと待て!」と、言いながらこじ開けられた。 「何!!?私にまだなんかあるの!!??」 「……お前、ホントに翡翠か?」 「はぁ?何が?私の代わりとかいると思ってんの?しかもお前呼ばわりとか…ああもう」 「いや、そうじゃなくてさ… ホントに分かっ「あー!!いたいた!!」 話の途中で、樹山さん達が来た。 「ごめんねー、翡翠ちゃん!こいつ走って行っちゃって! ねえ、翡翠ちゃんも回ろうよ?」 百枝さんが笑顔で言う。 「ごめん、私は部屋にいるから。またね」 私はそれだけ言って返事を聞かずに部屋に戻った。 一体何だったんだ。 赤木悠斗… あいつは本当に苦手だ。
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加