1人が本棚に入れています
本棚に追加
「「「うぇーーい!!海だー!!!」」」
樹山双子と、赤木が海を見た、始めの一言。
「もう他の班は遊んでるみたいだし、私達も行こうか!」
ゆるやかに班を仕切ってくれる百枝さん。
海、といっても、まだまだ入れる季節ではないので、
足だけ入って遊んだり、ボートでゆっくりしていたり、砂浜で遊ぶ人が殆どだった。
私はシートをひいて、パラソルをたててから1人でスマホでチャットをしている…つもりだった。
隣には、皆を見ているだけで楽しそうな百枝さん。
「百枝さんは、遊びに行かないの?」
「うん、それも楽しそうだけど、翡翠ちゃんとお話したくて。ダメかな?」
めんどくさい。
そんな言葉は、何故か百枝さんには言いづらかった。
というか、有無を言わせない雰囲気…。
最初のコメントを投稿しよう!