1-序章

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中学の頃の物なんて見たくもない。 写真も鞄も捨てたのに、何故 教科書だけ残ってたのか。 考えたくもない。あれば捨てるだけ。 私の大嫌いな中学校のものなんて、いらない。 …明日は嫌でも新しい高校に行かなきゃないのか。憂鬱だ。 明日だけ、明日だけ行けば大丈夫だろう。 今日は、もう考えないように寝てしまおう。 グニャグニャと歪んでいく思考を止めるように、私は無理矢理ベッドに入った。
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