【第十九章】遊戯

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ランプに私達の待ち番号が標示された。 私は、裕希のコートとバッグを背負ってパネルを確認する。 数室の準備中ランプが消えていた。 最上階の部屋を選び、縛られた裕希にコートをストンと羽織らせてエレベーターの前で暫く待っていた。 「旦那様?エレベーター、呼ばないの?」 私は、裕希に赤い首輪を着けた。 先程の待合室の男女がコチラにに来るのを確認し、エレベーターのスイッチを押した。
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