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俺は死んだ。
いつ死んだかわからないくらい突然に…
その日は仕事が終わり、明日から連休だと夜更かしした日だった。
ふと時計を見ると、針は深夜2時を回っていた。
そろそろ寝ようかと、トイレに向かうため立ち上がった。
が、
そこからの記憶がない。
思いだそうにも、全く浮かんで来ないのだ。
周りは何もない。
真っ黒な世界だ。
暗くて見えてないだけかも知れないが…
なぜか動きたくなくて、諦めて大の字で寝転んだ。
時計など身につけてないし、周りにも見当たらないが、
チック…チック…
と、針が時を刻む気配がした。
まぁいっか…
昔から小さいことは気にしない。
だからかな、俺はそのまま眠りについた。
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