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遊哉は首をコテンッと音をたてそうにかしげて言った。
「そっか…!!」
確かにそうすれば両方食べる事ができる。
でも…
「…遊哉??」
「なに??」
「さっきのパン…いいの??」
俺は遊哉が持っていたパンを思い出して言う。
折角選んでたのに、いいのか??
「あぁ、いいよ~??さっきのパン全部よりこっちのが安いし。」
遊哉、こういうとこ、本当優しいよな…
「そっか…。何か、ありがと。」
「航がお礼言うなんて珍し~笑。どういたしましてっ。」
そう言って遊哉は照れたように微笑む。
「っ…!」
…トクンッ…
その微笑んだ顔が可愛く見えて、
少し動揺してしまう。
「…いや別に珍しくないし笑」
その動揺を隠すように言いながらレジへと向かう。
遊哉にうどんを渡そうと振り向いたら…
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