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しかも、授業は
けっこー頻繁にサボりがち。
そのくせ、先生に唐突に当てられた問題を軽々と解くもんだから、
相沢夏希の、女子株は上昇。
男子株は絶賛下降中なわけである。
「あいつってさ、運動できんのかな?」
「できねーべ!体育の時間なんか
ほとんど隅っこにいるだけだし!
なんてったって、眼鏡だし」
眼鏡は、関係ないだろ。
こりゃ、まためんどくさい輩に
絡まれそうだな。コイツ。
まぁ、俺には関係ないけど。
そして、合同体育であるゆえに、
当然のように家のクラスに
居すわる高天ヶ原。
「んで、自分は傍観か?しぐれん」
「高天ヶ原・・・・・っ!
お前、エスパーか!」
「まぁ、いいと思うで。悪くはない。」
例え、アイツが意地悪な奴らに
絡まれてたって。
意地悪されたって。
俺は、見ているだけ。
悪くはない。
「・・・・・けど、よくもないよな。」
そんな俺の独り言は、高天ヶ原の
声によって遮られた!
「バスケで戦うみたいやで!」
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